家を建てるには総額でどれくらいかかるか気になるところです。
建物に関しては4人家族が住める家の場合、ローコスト住宅からハウスメーカーまでそれぞれ違いますが、大まかに1千万円代前半から2千万円後半くらいで建築は可能です。
ローコスト住宅とハウスメーカーでは金額が2倍以上違う場合もあります。
これに土地代が掛かってきます。この土地代がキーポイントとなっており、東京や大阪では土地代が高く、東京などでは地価が高すぎるので、東京で新築一戸建てを建てるとなると1億円位から必要な場合もあります。
その内7割くらいが土地代となってしまいます。
地方のエリアでは土地代金が60坪前後でも1千万円かからない所もあるので、ハウスメーカーで建築する場合3千万円後半や、4千万円で建築が可能ですが、大阪や都市部では土地が30坪程度で建物も3階建てで建築した場合に5千万円中盤くらいかかったりするのです。
それは結局土地代が全然違うのでトータルで大きく変わります。
もしも、知り合いが建築会社で働いていて相談しようと思った場合も、その人が同じ地域で働いていたら総額がどれくらいかかるか教えてくれますが、都市部と地方とでは全然違うので知り合いが都市部で働いていて、自分は地方で働いていたら総額のイメージは違ってきます。
私は地方で働いていましたが、その際は土地と建物で3千万代後半から4千万代前半くらい掛かるイメージでした。
その時、友人が関西で家を建てたいので相談を受けた場合は、エリアが違うので答えられないので、関西エリアの同期に相談して総額がどれくらいかかるか聞いて伝えましたが、やはり5千万円後半くらい掛かると言われました。
しかも、地方では好きなエリアで土地を探せますが、都市部はチョット不便だったり、希望のエリアが便利なエリアだともっと土地代がかかったりします。
また、大工さんの人件費も地方と都市部でも違ってきます。
住宅建築は一般の木造だと4ヶ月から半年程度かかりますし、メーカーでは2ヶ月半から3ヶ月かかりますが、これに大工さんの日当が必要になります。
大工さんの日当が例えば地方と都市部で2千円違った場合、1日5人が関わるとした際に1日1万円人件費が多くかかります。
これが、4ヶ月かかるとそれだけで同じ家でも120万円高くなります。
話が逸れましたが、地方では土地と建物で2千万円代で購入可能ですし、場合によっては1千万円代で購入も出来ます。
しかし、都市部では3千万円代後半や4千万円前半くらい掛かるでしょう。
しかし、様々なエリアがあるのでご自身で希望のエリアの土地代金がどれくらいかかるのか見てみたり、建売の価格がどれくらいするのか見た上で総額がどれくらいするのかイメージをした方が良いです。
年収はどれくらい必要?
では、年収はどれくらい必要か解説します。
年収に関してはその人それぞれの生活水準があるのでどれくらいとは言いにくいですが、年収に対して借り入れできる金額の上限は決まっています。
これは返済比率と言い、年収に対して1年間に支払える比率を定めています。
フラット35の場合は年収400万円以上の場合は35%、年収400万円以下の場合は30%と決まっています。
これは、年収400万円の人は35%なので、年間に140万円まで支払い計画が可能という事です。
月々で言うと11万6千円の支払いが可能という事です。
では、年収300万円の人の場合は、年間90万円の支払い計画で、月々は7万5千円の支払い計画が可能です。
では、それぞれどれくらい借り入れが出来るのかですが、
年収400万円の場合は最大約3740万円
年収300万円の場合は最大約2400万円
借り入れができるということになります。
これはフラット35の場合なので、地銀やメガバンクはそれぞれの判断基準があるのでそこまで借り入れが出来るか分かりませんが、一つの参考で考えてください。
この、月々の支払い計画は正直負担が大きいと思いますので、月々の支払い額は家計を見直して、どれくらい住宅ローンに回すことができるのかご夫婦で話し合ってください。
とりあえず年収300万円以上あれば住宅の購入は検討できそうですね。
夫婦の収入も合算して計算もできるので、無駄な出費を、抑えて家計をやりくりしたら家づくりは誰でも出来るものです。