家を建てるタイミングって難しいと思いますがでは、何歳ぐらいがちょうどいいか気になるところです。
20代？30代？40代？いつ建てたら良いのだろうと思う人もいると思いますが、出来れば20代後半から30代前半くらいまでに家を建てるのが良いと思います。
理由は住宅ローンを組むときに大体の方は35年ローンで組む事がほとんどです。
そうすると20代後半から30代前半くらいで住宅ローンを組み返済する場合に、前倒し返済をほとんどしなかった場合は60歳から60歳後半位に返済し終わる計算となります。
現在定年が65歳まで引き上げられましたが、将来的には70歳とかまで働ける環境になると思いますので、働いているうちに住宅ローンが返済し終われるのでちょうど良いかなと思います。
40代でローンを組んでも収入がそれなりにあり、生活に不自由なくお金を使う事が出来れば前倒しでドンドン払っていけるので問題無いですが、中々そこまで余裕のある収入を得るのも難しいですもんね。
しかし、家を建てる場合に大体の人はそれまでに結婚や子どもが生まれたりというような大きいイベントがあります。
実際、家を建てる事を考えて展示場に来られる人の殆どが、
『結婚して夫婦で住んでるが家賃が勿体無いので家を建てようと思います。』
『子どもが来年生まれるので、今の家では遮音性も低くお隣さんとかにも迷惑がかかるので家を建てようと思います。』
『2人目が生まれるので子ども部屋が無いのと、上の子も大きくなって走り回るのでボチボチ持ち家を持とうかな。』
というような動機がありますし、実際に家づくりを検討している人は、「ウチの家もそんな理由で家づくりを考えてる」と思われる人もいると思います。
これらの結婚や出産のイベントがあった後に家づくりをしようかなと考える人が殆どでしょう。
独身の早いうちから家づくりをしようかなと思う人はごく少数です。
なので、20代後半から30代前半までに家を建てるのが良いと言いましたが、それまでに結婚や出産といったイベントが終わっているかどうかも考慮する必要があります。
20代後半で結婚や出産などのイベントを行わず家を建ててる人は、ハウスメーカーの営業の人くらいでした。
いつかは新築を建てようと思っている人が、家賃を払い続けるのは勿体無いのと、大きい住宅ローンを組んで仕事をバリバリして返済していかないといけないという、自分を追い込む意味も込めて購入されることがあります。
一般の人で、このような理由で購入されている人は見た事が無いですね。もし、いたとしてもとても少ないでしょう。
その為、歳を重ねてからの結婚や出産などのイベントを経て新築を購入しようと思う場合は、ある程度スピーディに検討しなければならないです。
また、20代前半や半ばで結婚や出産を経験している人は、少し時間をかけて貯金しながら心が固まるタイミングで家づくりを検討していけば良いでしょう。
その為、
『定年を迎える時に一人で住む平屋を建てたい』
『結婚はしないので気兼ねなく住める家が欲しい』
『子どもが独立して出て行ったので夫婦で住める小さい家が欲しい』
というような理由で新築を検討されて実際に家を建てた方もいます。
このような方たちは、40代後半や60歳前後の方です。
中には退職金で一括で購入された人もいますし、ローンを組まれた方もいます。
しかし、ローンを組まれる方も半分くらいは現金を用意していた人が多かったです。さすがに35年のフルローンの人はいませんでした。
その人によって家を建てるタイミングが違いますが、家を建てる動機になるようなイベントを終えているかも重要になってきます。
では、貯金は必要か？という事ですが必要です！
貯金があれば家を建てる時に頭金として利用することもできます。また、家を建てる際に安くする方法の、施主支給の為のお金に回すこともできます。
もちろん、子供のイベントや急に怪我したりと何か突然の出費もありますので、貯金全部を家につぎ込むのはNGですけどね。
生活していくための貯金というのもちゃんと分けておきましょう。
また、貯金をしていってある程度貯まって余裕が出来たら、その余裕分を住宅ローンの前倒し返済に充てると金利も抑えられるのでお得です。
家を建てる時にも現金がある方が何かと自由が利くので、あればあるほど良いですが、家を建てようと思ってから貯金をするならば、家を建ててから貯金を始めていく方が良いでしょう。
いつの年代でも貯金は少しずつでもしていった方が良いですし、これから老後は二千万円掛かると言われたりもする時代です。
年金もいつから払われるのか分からないような時代になっていくので、いつでもある程度何かあっても焦らずに生活できるように貯金はいつでもしておきましょう。
